健康教室『六甲ハートクラブ』
心臓病の食事療法   管理栄養士 西川由弥子
虚血性心疾患を防ぐためには,動脈硬化と高血圧を予防する事が,一番大切です。 食事療法の基本は,
  ・栄養バランスのよい食事を規則正しく取る
  ・エネルギーの摂りすぎに注意し肥満を防ぐ
  ・コレステロールのコントロール
  ・血圧をコントロールするための減塩
です。この中から,コレステロールと減塩について,詳しくお話したいと思います。

 コレステロールの半分以上は,体の中で合成されます。卵は,コレステロールの多い食品ですが,良質のたんぱく質も含んでいます。コレステロールの高い方でも,2〜3日に1個位を目安にとお話ししています。
実際,2の肥満,過食,動物性脂肪の取りすぎの方が問題です。
エネルギーを制限して肥満を改善したり,肉は,脂のない赤身の所を食べるようにしましょう。女性の方で多いのが,牛乳の飲み過ぎです。乳製品は,動物性の脂肪ですので取りすぎ気をつけましょう。
3.はHDLコレステロールを増やしたり,コレステロールを体の外に出す働きがある食品です。特に野菜・海草・きのこはエネルギーも少ないためしっかり取りましょう。
4.は最近話題の抗酸化物質ですが,やはり1.2.3.あっての抗酸化物質です。赤ワインの飲み過ぎは,肥満の原因にもなりかねないので適量を心がけましょう。

   ◆コレステロールの高い人の食事◆
  1.コレステロールを体の中に入れない
       (卵)
  2.コレステロールを作らない
       (肥満・過食・動物性脂肪)
  3.コレステロールをためない
       (魚・大豆製品・野菜・海草・きのこなど)
  4.抗酸化物質を取る
       (緑黄色野菜・ごま・赤ワイン・お茶など)


次に減塩についてですが,簡単な減塩のポイントをまとめてみました。一番大切な事は,おいしく減塩することです。ほんの少し工夫するだけで,ずいぶんおいしく召し上がっていただけると思います。

    ★うす味でおいしく食べるための調理法★
  1.新鮮な食材を使う
    ・新鮮な旬の食品は,素材そのもののうまみでおいしくいただけます
    ・風味のある野菜などを使って,素材の香りを活かしましょう
  2.香辛料を上手に使う
    ・こしょう,辛子,スパイスやハーブなどでひと味ちがったおいしさに
  3.酸味やだしを利用する
    ・酢やレモンなどを使えば,塩分控えめでもさっぱりとおいしくなります
    ・和え物などのかけじょうゆはだし割りじょうゆに
  4.調理法を工夫する
    ・表面に焼き目をつけたり,炒める,揚げるなど,素材の香ばしさを活
    かした料理法を
    ・食品の表面に味をつけると,直接舌で味を感じやすくなり、薄味にで
    きます